里親研修について

前段落などに登場した単語である「里親研修」には、基礎研修と認定前研修という2種類があります。そこでまず、自分の自治体が養子縁組をおこなうための里親に対してはどのような研修の受講を求めているかを確認するべきでしょう。
基礎研修は、里親制度の意義と役割を理解すること、要保護児童が置かれている状況を理解することなどを目的としており、研修期間の必要日数は、講義が1日、施設見学が1日となっています。
次に、認定前研修では、基礎研修を修了した申請者が受講するものとなっており、子どもを養育するために必要な知識と、子どもの状況を踏まえ、それぞれの状態に対応可能な養育技術を身につけることが目的になっています。原則としてかかる必要日数は、2日間の講義を受講し、さらに2日間の養育実習からなっています。
自治体によっては、子どもの発達についてとりわけ力を入れて講義を深めているところもあり、それが子育てにおいて見事に役立つというようなパターンが養子縁組の里親となった方々の間でささやかれているそうです。実子であることや養子であることを問わず、子どもの発達というものがいかなる養育者にとっても大きな事であるか、ということが伝わってきます。
認定前研修の養育実習は、おもに乳児院や児童養護施設でおこなわれます。それまで小さな子どもと接する機会があまりなかったという方にとっては、子どもと触れ合うための絶好の機会といえます。
社会的養護を受けている子どもたちがどういった環境で生活しているのかということも知れる、重要な機会です。施設ボランティアの活動がどのようなものかについても知ることができますね。