養子縁組における諸団体の活動例

家庭養護促進協会は神戸と大阪に事務所を持っています。それぞれ1960年と1964年に設立し、それ以来子どもの里親探しをしてきたという実績・歴史ある社会福祉団体です。
家庭養護促進協会では、児童相談所の依頼を受けて、子どもたちの里親を探す「愛の手運動」という活動をしています。里親を探すための手段として、神戸事務所の場合は神戸新聞社の月曜日朝刊とラジオ関西の日曜日の番組に協力してもらい、各コーナーで里親が必要な子どもを紹介してもらうという手順です。
そこで紹介された特定の子どもの里親になるには、希望者が自分の居住地域で里親登録をすることが必要です。「その子どもの里親になることを希望する」と協会に申し出ることで、面接や家庭訪問調査をしてもらえます。そういった段階を経て、里親候補になります。さらに、子どもと面会し、施設でも交流を重ね、ここで初めて子どもを家庭に迎えることになります。愛の手活動における子どもたちの多くは、養子縁組を必要としている子どもたちです。公表しているデータでは、平成の初年度末までに神戸事務所の活動を通して養子縁組が完了した子どもは、686名。大阪事務所の活動では1072名の子どもが養子縁組を完了できたそうです。神戸事務所では愛の手運動のほかに、季節里親や週末里親という事業、大阪事務所では週末里親を募るという事業もしているそうです。
さらには、団体として里親制度や養子縁組に関する、多くの書籍も発行しているとのことです。