普通養子縁組とは

養子縁組には大きく分けて2つのパターンがあります。 そのひとつを普通養子縁組といい、元の親とも親子の関係にありながら、新たな養親とも法的な親子になるというものです。

「養子になったのに、もともとの親とも親子関係は続いてるの?」と疑問に思うかもしれません。 双方の両親が健在だとすると、実質親が4人いることになりますね。 苗字は新たに関係を築いた養親の姓を名乗ることになりますが、法的な手続きなどは両方の親とのあいだで発生します。 つまり元の親が他界して遺産を受け取るとなった場合には当然その権利がありますし、養親が残した財産をも正当に相続することができるわけです。

普通養子縁組で多いのは婿養子で家族を形成するケースです。跡取りとなる男性と養親とが関係を結び、相続の権利が付与されます。 これがないと養親となったほうも安心して事業を継がせることができませんよね。 法的にしっかりと認められた権利が守られることにより、この制度は成り立っていると言っても過言ではありません。 普通養子縁組は、養子になる本人と養親になる者(夫婦)の合意があれば可能で、血縁の親の承諾を得る必要がないのが特徴です。 もちろん親同士での合議・話し合いの場を一切もたないというわけではなく、あくまで法律上の手続きが認可されているという意味合いになります。

養子縁組を組むまでにはさまざまな想いや事情があるわけですし、熟考を重ねたうえで決断がなされる場合がほとんどだと思います。 手続きを完了すれば家族としての関係がスタートします。 名目上の家族になるのか、名実ともに家族になるのかは本人たち次第ですが、ほとんどのケースでは利権がらみでの関係になることが多いようです。